念願の妙心寺です。
ここ数年京都を訪れながらも見ることができなかった「退蔵院」に向かう途中
「大法院」が特別公開していたので拝観することができました。
ここは真田幸村の兄で松代藩主であった真田信之の菩提寺です。
美しい庭園を鑑賞しながらお茶をいただきます。
いつまでも座って眺めていたかったのですが、拝観時間の都合で「退蔵院」に向かいます。
高校生の時に修学旅行で訪れて以来、実に40年ぶりです。
狩野元信の枯山水に魅せられ、京都で一番好きな庭園がこの「退蔵院」です。
余香苑の門をくぐると正面に紅枝垂れ桜、その左右に陰陽の庭が広がります。
敷砂の色が異なる2つの庭は、物事や人の心の二面性を伝えているのだそうです。
春には見事な桜が咲き乱れるわけでまさしく「そうだ、京都いこう」の世界です。
水琴窟の音色に癒され、紅葉の庭園をしばらく静かに堪能することができました。
今回の出張は、限られた時間内でスケジュールをこなさなくてはならなかったのですが
思った以上にうまく回れたように思います。
残念だったのは、一度も「京都らしい食事」ができなかったこと。
まぁ。グルメでもないし良しとしましょう。