函館山に明治8年5月に建立された戊辰戦争、特に箱館戦争における旧幕府軍の戦死者を記念する慰霊碑です。
土方歳三や中島三郎助などをはじめとする約800人の戦死者を弔っています。
「碧血」とは『荘子』外物篇の記述から来ており
忠義を貫いて死んだ者の流した血は三年経てば地中で宝石の碧玉と化すという伝説にちなんでいるそうです。
市電の谷地頭駅から歩きだしたものの、わたしにとっては登山そのものでした。
こんもりとした林の中にひっそりとたたずむ碑は苔むしていましたが
木々の間から見える海も市街地も美しく、御霊を祀るにはいいところだと感じました。
新政府軍も旧幕府軍も、各々が未来を見据えて信念をもって戦ったのだと思いたいです。