新選組を無事撤退させるために殿を務めた源さんの遺体は
甥によって戦場近くのお寺に首と刀が埋葬されます。
このお寺の名前が「欣浄寺」と言い、今ではお蕎麦屋さんの駐車場となっています。
井上さんはお祖母さんから「欣浄寺に埋めた」と聞かされていて
生家の近くにも同じ名前の欣浄寺があるため記憶が曖昧になっているのだろうと思っていたのだそうです。
140年ぶりに埋葬地が判明し、土を持ち帰って供養したそうです。
激戦のさなか、12歳の少年が伯父さんの首と刀を持ってこの道を歩いたのかと思うと
胸が痛くなるほど切ない気持ちになりました。