今年のNHK大河ドラマは「風林火山」だ。
けいちゃんの実家に代々伝わる「地方古文書」には
足軽大将であった遠山辰右衛門が、武田勝頼公の和睦状を持参し
敵方の織田信長に面接し書状を渡す目的で密行したが
ときすでに遅く武田軍は織田・徳川の連合軍に破れ、天正10年6月、勝頼は天目山で自刃。
遠山辰右衛門はやむなくこの町にとどまり再び主に仕えることはなかった、とある。
そしてこの遠山辰右衛門の名前が実家の一番古い墓石に刻まれていることから
我が家のルーツとされている。
武田勝頼とは、武田信玄と側室の由布姫とのあいだに産まれた第四子で、武田家最後の当主となる。
ドラマの主人公である山本勘助は信玄と由布姫の婚姻を強く勧めたそうで
ご先祖様と山本勘助もひょっとしたら面識があったかも?と思うと、また別の楽しみ方が出来そうだ。
わたしの父は、大学時代を甲府で暮らしたせいか武田信玄が好きで
酔うと決まって歌ったのが「武田節」であった。
生きていたらこのドラマを見ながら講釈をたれていたのだろうと考えると
もう少し長生きして欲しかったとも思う。