アンチかナチュラルか

「アンチエイジング」ということばがある。

身体の中(内臓・血液・細胞・精神など)を健康にすることで内面からの本当の美しさを取り戻し

さらに維持し続ける為に「生活の質」を高めることで楽しく健康に生きることが本来の意味らしい。

いつまでも若く健康でありたいと、人は誰もがそう願う。

最近、納豆がいいという情報番組の効果なのかスーパーから納豆が消えた。

身体にいい、ダイエット効果がある、美肌効果がある・・・

などなど、「いい」というものはとりあえずやってみたくなるらしい。

というわたしも、ビタミンCとEは欠かせないサプリ愛用者。

この頃会社で「ヘルシーメニュー」を提供しているので

栄養バランスが満たされているものを作るために苦労している。

意識して含有量の多い食材を選ばないとビタミンB1とビタミンCが所要量を満たさないことが多い。

うまくサプリメントを利用するのがいいのかなと思ったりもする。

また、加齢が進むにつれシワ・シミ・たるみも気になってくる。

顔は化粧でごまかすこともできるけれど、手だけは隠しようがない。

ハンドクリーム1つとってしても、コエンザイムQ10だとかコラーゲンだとか

配合されているものについつられてしまう自分が悲しかったりする(苦笑)

 

今週は、メニュー会議があるのはわかっていた。

気づかれなかったらそのままばっくれてしまおうと思っていたのだが

やはり仕事は、そうは甘くないらしい。

今回のメインは、なんといっても南清貴氏プロデュースのイベントメニューの試食だった。

わたしは、トマトをのぞいて、ほとんど好き嫌いがない。

結果的に「口に合わない」ものはあるものの、初めての食材でもとりあえず口にする。

一生のうちで食べられる回数が決まっているのであれば

食べたいものを欲望のままにかぶりつきたいとも思う。

ふだんからバランスよく摂ることは考えていても「食に対するこだわり」というものがあまりない。

これは、栄養士としては致命的な欠陥なのかもしれない。

南氏の「ナチュラルエイジング」のコンセプトは

そんなわたしの「見ないように蓋をしていた部分」を刺激する。

賢明な食生活と適度な運動で、自分らしく生きることができたらこの先の人生も、もっと楽しくなることだろう。

必死に抵抗するか、それともありのままを受け入れるか、さて、どうしよう?

2007年1月20日