会議資料作成のために本社に集合するたびに
だんだんこのメンバーでのミーティングにも慣れてきたように感じる。
コミュニケーションがいかに重要かよくわかる。
といってもたぶん、勝手に壁を作っていたのはわたし。
子供のころから自分の意見は正しいと自信を持って発言してきた。
ある日、正論をぶつけること、感情のままに動くことが必ずしも正義ではないと思い知らされる。
すると自分の言動が相手にどのように受け止められているのか?と
言葉にする前に考えるようになり、初対面の人には警戒するようになった。
わざわざ自分から声をかけなくてもいいと思うようになり、だんだん話すのが面倒になっていった。
こういうわたしを受け入れてくれる友人がいればそれでいいと思っていた。
たぶん学生時代は非常に冷めた人間関係だったのではないかと思う。
しかし大人になるとそういうわけにはいかない。
いやでも新しい環境のなかで人と関わっていかなくてはならない。
意識して自分から話しかけなくてはならない状況もうまれてくる。
だいぶ改善されたと思うのだが
今でも気を抜くと、ふっと無表情に周囲を客観視している自分に気づく。
いつもわたしと接している人は、あんなにおおざっぱなのに?と笑うだろうけれど
それは何をしても何を言っても相手が許してくれるだろうと思っているから。
これでも案外複雑に考えていたりするんだな、うん。