子曰はく

毎年、目覚めると「今年はいい年になりますように・・・」と思うのだけれど

20代はあわただしく過ぎていき

30代は子育てに追われ

自分が何を感じ、何を思い、どんな行動をしてきたのかほとんど記憶にない。

 

子曰はく、
「吾十有五にして学に志し 三十にして立つ。
四十にして惑はず 五十にして天命を知る。
六十にして耳順ひ 七十にして心の欲する所に従ひて矩を踰えず。」

 

勉強したかどうかも、30歳で自立できたかもあやしいけれど

確かに40代になってようやく自分らしく生きられるようになった気がする。

わたしは父が29歳のときに産まれ、そしてわたしも29歳で母となった。

父はわたしが大学3年になる年に、技術指導顧問団の団長に任命され

長年勤めていた会社を一旦退職するかたちで、数年間台湾に赴任した。

わたしの会社は、来年会社の存亡をかけた大きなコンペを控えている。

その結果次第では、わたしにも父と同じように転機が訪れるのではないかと思う。

 

今年は40代最後の年。

自分の天命が何なのか、いまだによくわからないけれど

それでも40代は充実したいい時代だったと言えるような締めくくりの年にするために

頑張っていきたいと思う。

2007年1月1日