金曜日のこと。
大学の飲み会があるからご飯はいらないというので、1人でもそもそ夕食。
すっかりくつろいでいると、娘から電話が鳴った。
「おかあさん、まだ会社?」
「もう家にいるけど?」
「あのねー、先生がおかあさんは来ないの?って言ってるんだけど・・・」
「マジで?」
先生とは、娘の大学で映像を教えて下さっているプロの映像カメラマン。
大学生の飲み会に親が参加するのもどうかと思ったのだが
娘も嫌がっているわけではなさそうだったので
あつかましくも、娘の顔を立てるべく出かけていった。
mixiではときどき先生のところにこっそり覗きにいっていたのだけれど
実際お会いして話をするのは初めてだ。
何を話していいのか何も考えずに行ったので、なんともちぐはぐな会話をしていたに違いない。
もっと映像の話とか聞けばよかったなぁ・・・と今更ながら後悔している。
娘の大学生活は、いつも遅刻ぎりぎりで
課題に追われ徹夜作業が続いている大変なイメージしかなくて
体力のない娘には相模原の寒さも身にこたえるだろうと思っていた。
大学生になっても、一緒に遊ぶのは高校時代の友人ばかりで
それはまるで姉妹のような関係なので悪いわけではないのだが
もっと大学でたくさん友達を作ってほしいと思っていたので
親の前では見せないような笑顔で友達や先輩に囲まれてちょこんと座っている
楽しそうな姿を見られただけでもよかった。