彩り

週末に新居で必要なものを買いに出かけた家電ショップで

ミスチルの「彩り」が流れていた。

特に大ファンなわけでもないが、今のわたしにとってのベストソングである。

 

ただ目の前に並べられた仕事を手際よくこなしてく
コーヒーを相棒にして
いいさ 誰が褒めるでもないけど
小さなプライドをこの胸に 勲章みたいにつけて
僕のした単純作業が この世界をまわりまわって
まだ出会ったこともない人の笑い声を作ってゆく
そんな些細な生き甲斐が 日常に彩りを加える
モノクロの僕の毎日に 少ないけど 赤 黄色 緑

 

受託した新規営業所が無事にオープンできるように献立を修正し

ただひたすら原価計算する単調な毎日の業務。

制限の多いなかで、満足のいく献立にならない。

それはクレームに直結するので、更にストレスが溜まる。

開設準備室に配属されたとはいえ、どこかまだ「お客さま」のような扱いで

どの程度自己主張していいものかと探りを入れている自分にも苛立つ。

今までは自分で自分のすべきことがわかっていて、計画を立てて実行できていたのに

今は何をするのかいちいちお伺いをたてなくてはならないことが歯がゆい。

なんだかわたしらしくない。

 

なんてことのない作業がまわりまわりまわりまわって
今 僕の目の前の人の笑い顔を作っていく
そんな確かな生き甲斐が 日常に彩りを加える
モノクロの僕の毎日に 頬が染まる 温かなピンク
増やしていく きれいな彩り

 

今日から新しく応援に来た栄養士さんは、わたしと同じ肩書きを持つベテランだが

挨拶をしたところ、わたしと仕事を一緒にできることを楽しみにして来たと言われた。

期待を裏切らないような仕事をしたいと思う。

この歌は、わたしにとって自己啓発のための応援ソングなのだ。

2008年3月18日