京都旅行の締めくくりは、最初に屯所が設けられた「八木邸」です。
近藤勇、土方歳三、芹沢鴨ら13名が宿舎としたことから新撰組の屯所となりました。
文久3年9月16日初代局長芹沢鴨粛清の場としても有名で
邸内には芹沢がつまづいた文机、斬りつけられた鴨居の刀傷などが
今でもはっきり残り、惨劇の凄まじさを物語っています。
八木家は鶴屋という和菓子屋経営しているため、抹茶とお菓子付で詳しい解説付屯所見学ができます。
「誠とは忠義なり」
尊王攘夷・倒幕運動の過激派志士が集まり治安が悪化した京都を守るために働いていたはずなのに
いつのまにか賊軍となり、時代に翻弄された最期の武士としての儚さに心惹かれるのでしょうか?
激動の幕末を駆け抜けていった若者たちの生き様に共感するのでしょうか?
まさしく滅びの美学といっていいものでしょうか。
日本の未来を各々が真剣に考えていた人がいた時代があったからこそ、今の日本があるのだと思います。