鳥羽伏見の戦いを追って 2019年3月29日:妙教寺

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淀城の本丸があったとされる妙教寺には、砲弾が撃ち込まれた跡が今も保存されています。

砲弾は、本堂の壁を貫き柱を貫通して反対側で止まったそうで

位牌の並ぶ中、壁にぽっかり穴が開いていました。

不発弾だったそうですが実際に手に取るとずっしり重く、歴史の重みもまた感じさせられました。

境内には榎本武揚の揮毫による「戊辰役東軍戦死者之碑」もあり

今は閑静な住宅地となっているこの一帯が、戦禍に包まれていたことを想像すると

いかなる理由であったとしても、戦争を肯定することができない気持ちになってきます。

そういえば「先の戦争」と言えば、普通の人は第二次世界大戦を思い浮かべますが

京都人は応仁の乱を指し、会津人は戊辰戦争を指すのだそうです。

2019年4月6日