NHK大河ドラマ「篤姫」の最終回。
ドラマが始まる前には、宮﨑あおいが主役ってどうなの?って感じだったが
屈託のない笑顔と凛とした強さをうまく表現していて、毎回楽しく観ることができた。
何度かこの日記にも取り上げようと思いつつ、最終回にまとめて・・・
と思っていたのだが、いざ書こうと思うとうまくまとめられない。
胸が詰まるシーンは何度もあったが
やはり一番心に残るシーンは、乳母菊本のセリフだ。
「女の道は一本道。引き返すのは恥でございます。」
自らの運命を知った大奥が、篤姫を呼び寄せ
篤姫もまた大奥を閉じる役割が自分に与えられた天命だったのだと悟る。
激動の幕末にあって信念を貫いた強さは、この「一本道」に集約されている。
女性ばかりの集団の中で、さまざまなことをまとめていくことの難しさは大奥でなくても理解できる。
本当に面倒くさい。
ものごとを冷静に理性でとらえず、感情だけで行動する。
逆に頭でっかちで融通が利かずトラブルの原因になることもある。
あるいは意志を持たず周囲に流される。
篤姫の生母が双方の意見を聞いて判断せよとアドバイスするシーンがあったが
双方から聞いても、結局は自分の信念を信じるしかないことも多い。
篤姫がそうであったように、わたしも親の生き様をみて影響を受けたことがいくつかある。
果たして、わたしは娘にも何らかの影響を与えているのだろうか。
何か伝えられるだけの強い信念を持っているのだろうか。
人は1人では生きられない。
新しい環境の中であっても多くの人と関わらなくてはならない。
そして自分にしかできない「何か」が必ずあるのだ。
たくましく大きく成長してほしいと願っている。