送る言葉

満開の桜のなか、期待に胸をふくらませてくぐった正門

慈愛に満ちたまなざしで両手を広げ迎えてくれたマリア像

教会の解体工事の騒音を聞きながら行われた古い講堂での入学式

途中で切り替わった新しい制服

体育祭、文化祭、ミサ、修学旅行

楽しいことも苦しいことも共に支えあった友達

手を差し伸べてくださった恩師

新校舎建設のためにずっと工事が続くなかでの学園生活

今日がいよいよ旅立ちの日です。

輝く未来へと踏み出すあなたへ、大好きなことばを送ります。

 

この道より われを生かす道なし この道を歩く

 

卒業式の祝辞のことばにあったように

これからは自分で決断しなくてはいけない状況が必ずあります。

あなたが信じる道を、堂々と自信を持って進みなさい。

もし迷ったときにはちょっと深呼吸して、うしろを振り向きなさい。

そこにはいつもわたしたちがいるから、心配しないで進みなさい。

あなたの人生がいつでもその名前のように

彩りのある人生であってほしいと願っています。

 

卒業おめでとう。

2006年3月1日