けいちゃんが誕生日プレゼントにCDを買ってくれた。
今週末、娘の大学祭なので、そのときに持ってきてくれるらしい。
メロディと共に、そのときの情景が鮮やかによみがえってくることは
誰もが経験していることだろう。
わたしが好きな女性アーティストはやはり70~80年代に活躍した人が多く
尾崎亜美、荒井由美、EPO、中島みゆきなどがいるが
たぶん一番心に残っているアーティストといえば、竹内まりやだと思う。
結婚式では、新郎新婦自ら「ドリーム・オブ・ユー」を歌った。
わたしは式当日、両親に「いってきまーす」と言いながらあわただしく家を出てきてしまった。
最後に花束贈呈はしたが、御礼の手紙を読むでもなくこの歌を歌った。
両親への感謝の気持ちは結局伝えることのないまま現在に至る。
父にはもうその気持ちを伝える術もない。
この曲を聴くたびに、ちくっと胸が痛くなる。
逆に一番元気付けられるのは、「元気を出して」という曲。
彼女が好きだった外国の女優が離婚したことを知り、作った応援歌だそうだ。
「涙など見せない強気なあなたを」で始まるこの歌は苦しかった時期のわたしを勇気付けてくれた。
コンプリート・ベストアルバム「Expressions」のキャッチコピーのとおり
人生のところどころに彼女がいて、彼女の歌の中にはわたしがいた。
「人生はあなたが思うほど悪くない 早く元気出してその笑顔を見せて」
トータルで考えると
周囲のバックアップに支えられて、自分が思うとおりに生きていて
いい人生を送っていると思う。
実年齢を言うと驚かれるのも、そんな生き方が幸いしているのだろうか?