生きる

若手俳優の自殺報道に昨日から大騒ぎになっている。

彼の出演した作品で一番印象にあるのは、「銀魂」の伊東鴨太郎役。

数あるエピソードの中でも「真選組動乱篇」が、わたしは一番好きだ。

どうして彼は自分のセリフを思い出してくれなかったのだろうか・・・

人と繋がりたいと願いながら自ら人との絆(いと)を断ち切ってきた
拒絶されたくない、傷つきたくない、ちっぽけな自尊心を守るために
本当にほしかったものさえ見失ってしまうとは
ようやく見つけた大切な絆さえ自ら壊してしまうとは…
何故…
何故いつだって気づいた時には遅いんだ
何故共に戦いたいのに立ちあがれない
何故剣を握りたいのに腕がない
何故ようやく気づいたのに僕は死んでいく……
死にたくない……死ねば一人だ
どんな絆(いと)さえ届かない…もう一人は…

理由は本人にしかわからないことだろうから何ともコメントしにくいが

生きることよりも死ぬことのほうが簡単なのかな?

そんなに生きていくことが苦痛だったのかな?

もし自分が彼の友人でだったとしたら

何故相談してくれなかったのだろう、何故気づいてあげられなかったのだろう

とずっと悩んでしまうと思う。

家族、友人、仕事仲間、ファン、その他自分を取り巻く様々な人たちを思い浮かべて

踏みとどまることができなかったのだろうかと考えると、残念でならない。

2020年7月19日 | カテゴリー : blog | 投稿者 : つかちゃん