珍しく兄から電話があるときには、何かしら良からぬことが起こったことが多く
今回は母が入院したという報告でした。
かなり痴呆が進んでおりすでに施設に入っているのですが
微熱が続いているということで入院し、検査したところ肺に異常が見つかったそうです。
もう高齢だし手術しても体力を奪うだけだし、どうしたものか?という状況です。
今すぐ急変するわけではないだろうけど、一度顔を見に行って来いと言われたのですが
・・・気が進まない。
むしろ行きたくないというのが本音です。
わたしが知っている母は
いつも髪をきれいにアップして、着物で出かける人です。
派手なスーツに赤いハイヒールで闊歩している姿しか思い浮かびません。
それがあっという間に年老いて、我が子の名前も顔も、自分の名前さえも忘れて
車いす生活をしている姿を見るのは心が押しつぶされそうになるほど辛い・・・
このまま会いに行かずに後悔することは重々承知しているけれど
なかなか決心がつかない親不孝な娘です。