兄から昼過ぎに母が転院したというメールが届きました。
入院手続きの書類に捺印してほしいので実家に寄ってほしいとのこと。
仕事を終えてそろそろ実家に帰ろうとしていた頃に届いた2通目のメールは
「母危篤」
昨年11月末に脳出血で入院後、病院とリハビリセンターを行き来していた母は
2月のレントゲンでは肺はきれいだったのに
この数ヶ月で急激に異常が見られ、肺がんを疑われていました。
でももう高齢だし緩和治療しか方法はなく、体調も一進一退。
兄には後悔しないように見舞いに行けと促されていたけれど
痴呆が進み、わたしの顔も自分の名前さえも忘れてしまった母を見るのが辛くて
結局一度も見舞いに行きませんでした。
病室に入ると、すでに兄夫婦、姪夫婦がいて
わたしが到着したことを確認した医師が死亡宣告をしました。
11月28日 19時53分 母は87年の生涯を閉じたのでした。