「花燃ゆ」に新撰組が登場し、いよいよ来週は池田屋事件です。
今回の大河ドラマは視聴率が芳しくなく、いろいろな理由が挙げられていますが
わたしが思うに、何度見ても歴史が変わらないということなのではないでしょうか。
幕末は登場人物が多くて、それぞれの名前は有名だけど
御所を守っていたはずだったのに、いつのまにか朝敵となってしまう
あるいは、新しい時代を作ろうとしていたのに粛清されてしまう
主人公を誰にするかによって、長州も新撰組も「正義」か「悪役」かに描かれてしまうわけで
彼らが、ほぼ志半ばで亡くなってしまうことが見ていていたたまれない気持ちになります。
幕末を舞台にしたドラマの視聴率が悪いのは「花燃ゆ」だけではないようです。
現にわたしも「八重の桜」は会津戦争あたりから、「龍馬伝」は岡田以蔵が捕われるあたりから見ていません。
主人公の一生を描くには、幕末に生きた人は短命すぎます。
いっそのこと斎藤一を主人公にしたらいいのに・・・と、密かに思いつつ
時代の波に翻弄された彼らの人生を見届けようと思います。