6日に亡くなった 従叔父 の葬儀に参列するため、有休休暇。
朝から続いていた風雨が斎場に着くころにはほぼ止んで、しだれ桜が美しかった。
従叔父は、大工だった祖父の仕事を継がなかった父の代わりに木工所を継いでくれて
幼いころからわたしや兄をすごくかわいがってくれた。
祖父は昔ながらの頑固な職人気質で、仕事道具も材木も非常に大切に扱っていて
ちょっと弟子たちが材木をぶつけたりするとすごく怒るのに
わたしが金槌で材木を叩いていてもニコニコ見ているので
そのたびに弟子たちは墨ツボでわたしの顔にいたずら書きをして憂さを晴らしていたと
従叔父は酒を飲むとよく笑いながら話してくれた。
仕事場で焚火にあたっている従叔父に小学校まで送って行けとせがんだり
免許取りたての時には練習したいから車を貸せとせがんだり
わたしのなかではいつもわがままを聞いてくれる優しいお兄さんだった。
本当に幼いころからお世話になりました。
向こうの世界で、お酒を飲みながら祖父と父にいっぱい褒めてもらってくださいね。