ティファが入院してから仕事帰りにお見舞いに行くのがわたしの日課となっていました。
徐々に弱っていく姿に覚悟はしていたものの
大きな瞳にまだ生きようとしている意思が感じられ、一縷の望みを捨てることはできませんでした。
昨夜、事務所で仕事をしていると「今日はこちらに来ますか?」と病院から電話があり
ティファの容体が芳しくないことを知らされました。
仕事を途中で切り上げ、急ぎ病院に向かいます。
ゲージの中には、タオルでくるまれたティファが横たわっており
たぶん今夜が峠であろうと宣告されたので
最期は自宅で看取ると決め、点滴も外してもらい連れて帰ってきました。
日付が変わった10月6日0時45分
大きくゆっくりあくびを1つしてティファは、せなのもとに旅立ちました。
娘が成人式の日にお祝いとして家族になったティファは、本当に可愛い猫でした。
猫と暮らす楽しさ、愛おしさを堪能させてもらいました。
このブログのサブタイトルは「かわいいがお仕事」です。
ただただそこにいるだけがお仕事なのに、どれだけ癒されたことでしょうか。
娘にとっては「妹」のはずだったのに、その見守る姿はまさに「母親」のようでした。
もっともっと長生きしてもらって、ずっとずっともふもふしていたかったです。
わたしは、せなの最期は看取ることができず
どうしても外せない仕事だったにしても
ほんの5分程度の時間を待てなかったことをずっと後悔していました。
ティファは最も悲しむであろう娘にはその姿を見せず
わたしには最期を看取るチャンスを与えてくれたのだと思っています。
ティファ。
我が家に来てくれて本当にありがとう。
あなたと生きた時間はわたしたちの宝物です。