母の納骨式でした。
まだ若くて元気だった頃、母は実家の墓に分骨してほしいと言っていました。
当時わたしは、母は祖母と一緒の墓に入るのが嫌なんだろうと思っていて
「分骨は無理だろうからせめて中で仕切りでもしてあげるね」と笑ったのですが
実際は、母は結婚したばかりの頃に祖母にすごく庇ってもらったことがあって
一生祖母のために尽くそうと思ったという話をしていて
子供にはわからない大人の感情があるのだなと感じたことを思い出しました。
墓地の中には祖父母の骨壺が奥に並んでいて、手前に父の骨壺があって
その手前に母の骨壺が安置されました。
祖父母も母も白地に青の模様だったのに、父のは紺地に赤い花柄で
こういう派手なものを選ぶところまで母の性格が出ているとつい笑ってしまいました。
そういえば、霊柩車も金ぴかの派手なやつに乗りたいって言ってたっけ・・・
冗談かどうか今となってはわからないけれど
霊柩車も分骨も仕切りも何一つ母の願いを叶えてあげることができなかったけれど
母の形見のコートとバッグを身に着けたわたしを見て
「似合ってるじゃん」て言ってくれていたら嬉しいな・・・
昨日は父の誕生日でした。
今頃4人で誕生日会でもしているのでしょうかね。