先週から大騒ぎになっている立川市の学校給食での食中毒騒ぎは
原因が親子丼の上にトッピングする「刻み海苔」であったことが判明しました。
給食センターでは施設内、食品、検食、従業員からもノロウィルスは検出されておらず
トイレ便座、ペーパーホルダーまでふき取り調査をして陰性だったので
それではどこから?と思っていたのですが、まさか海苔だとは思いませんでした。
加工業者が体調不良であったにもかかわらず素手で海苔を機械に投入していたとは!
工場内のあちこちから食中毒と同じ型のノロウィルスが検出されたそうです。
ずさんな管理も驚きですが、海苔に付着した菌が数か月も生き延びていることも驚きです。
さらに御坊市で発生した食中毒も同じ海苔を使用していたようで
すでに委託業者が行政処分を受けており、本当に気の毒でなりません。
基本的には提供する側の従業員から食中毒菌が検出されてしまうと、食中毒事故と断定されます。
今回の立川市の件では業者に処分がなかったのは異例のことです。
わたしも衛生管理を生業としている身としては、対岸の火事だとは思えず
今後自分の担当地区でトラブルやクレームが起こらないようさらに厳しく指導をしていかなくては!
と、巡回に出かけたのですが・・・
現場との温度差がハンパなくて、がっかりしてしまうわけで。